繰り返す借金

借金を繰り返す場合は発達障害の可能性も

弁護士1

以前の借金で辛い思いをしたはずなのに、それを忘れたように借金を繰り返してしまうという方がいます。それは単にその人がだらしないという事ではなく、発達障害が原因となっていることもしばしばあるのです。どのような形で借金につながってしまうのか、どういった対応をとることが出来るのかについて考えていきましょう。

発達障害は身近なものとなってきている

発達障害は多くの場合先天的なものです。身体障害のようにはっきりと目に見えるものではないので、周囲や自分自身が気付いていないことも多くあります。知的障害などを伴うと、学校の学習について行けないという事で早めにわかることも多いですが、特に知的に顕著な問題が無い場合、普通に学生生活を過ごしていくことも多いので、療育や対応の仕方を身に着けないまま社会に出て問題が生じてしまうことになります。

今は有名人の中でも発達障害であることを公表している方も増えてきています。発達障害だから何もできないという事ではなく、障害となっている部分に適切に対応することが出来れば社会の中で大いに力を発揮することが出来るという事も多いのです。

自分や身内の人が障害を持っているということを認めたくないという方も多いですが、最近は乗り切り方なども経験者から聞くことが出来ることも多くなっていますし、意外と身近なものということが出来ます。障害だということがわかれば、気を付けたり対応を検討したりすることも可能になるのです。

理性では止められない、何度も繰り返してしまうという場合は一度発達障害を疑ってみてはいかがでしょうか。

診断を受けてみることからスタート

何度も借金を繰り返してしまうというときや、周りがどれだけ言い聞かせても聞く耳を持たないという場合、発達障害を疑って医師の診断を受けてみるとよいでしょう。関連情報>>アディーレ法律事務所:借金 返済

問題が明確になれば対処の仕方も考えやすくなります。もちろん普通の病気のように治療すれば治るというものではありませんが、薬やカウンセリングなどでコントロールできる部分もありますし、自分自身や周囲が発達障害を意識することで気を付けるようになるということがプラスに働いていくことになるのです。

見た目では発達障害という事は分からないものですし、自分も周りも意識していなければ対策の取りようもありません。自分ではどうしようもない障害で同じ間違いを繰り返しているのであれば、それを意識して避けていくという事はこれからの人生において必要なことです。

借金を繰り返すという事も一つのシグナルであると考え、専門の病院などを受診してみましょう。治療や訓練などにつなげていくきっかけを得られる可能性があります。

特定のものにこだわりが強い場合

特定のものにこだわりを発揮してしまう発達障害の場合は、そのこだわりをうまく利用することが出来れば仕事や生活に大いに役立つことが多いものですが、そのこだわりの強さからトラブルを起こしてしまう事も多いものです。

こだわっている趣味などがある場合、持っているお金などをつぎ込んでしまい、それでも足らずに借金を繰り返してしまうという事も珍しくありません。自分でコントロールできるのであれば障害ではないでしょうが、それがコントロールできないという場合にはやはり障害ととらえていくことになります。

自分だけでは対応が難しいので、家族など身近にいる人が気を付けていくことが必要です。手元にお金があれば使ってしまいますから、必要最小限のお金しか持たせないようにするということが必要です。クレジットカードなども持たないほうが良いでしょう。

家族がかかわってお金の管理をしていくようにすると安心です。お金のことについては誰かに相談してからにするという事でルールを決めていくのがおすすめになります。家族がいない場合などは信頼できる人がお金の管理や相談をできるようにしておきましょう。

忘れっぽい方やうっかりミスが多い場合

忘れっぽいことやうっかりミスをしてしまうという事は誰にでも起こりうることではありますが、それによってお金のトラブルを多く引き起こしているという場合には、発達障害が原因となっている可能性があります。気を付けていてもやってしまうということになると、そのままではより大きな借金やトラブルを作り出してしまう恐れがありますので、自分自身や周りがしっかり認識して対応していくことが必要になります。

まずはクレジットカードなどの使用はやめて、手持ちの現金で生活するという事に取り組んでみましょう。クレジットカードだとついつい使いすぎてしまい、使った額が目に見えないので忘れやすさにつながるのです。決まった額を定期的におろし、現金だけで生活していくことで手持ちの現金がなくなれば使いすぎということがわかるので、管理がしやすくなります。

周りもお金を貸さないこと、日々の支出などを周りの人とともにきちんと確認することなどを意識していくことで、お金のトラブルを少しでも減らしていくことが出来るようになります。

学習障害なども原因となることが

発達障害の中でも、文字が読めない、書けない、計算ができないなどの学習障害と呼ばれる障害に当たる方もいます。特に計算ができない場合、お金の管理はずさんになってしまいがちです。計画を立ててお金を使うということが難しく、ついつい足りない時にお金を借りて、それが膨らんでしまうという事もあります。

学習障害自体を治すという事は出来ませんが、訓練をして必要な程度の能力を育てていくという事は一つの手段となります。しかし、時間もかかりますし必ず成果が出るとは限りません。できるだけお金の管理の仕方や使い道をシンプルにして、出来る範囲で管理していくようにすることが必要です。

この場合もやはり家族のかかわり方ということが重要なポイントとなってきます。

とにかく相談するということが大切

何度も借金を繰り返していると、家族や友人も離れて行ってしまいがちです。しかし、障害だということがわかれば対応することは十分可能ですし、むしろ周りの人の力を借りて乗り切っていくことが出来るということが言えます。

まずは自分の抱えている問題をはっきりさせるために病院を受診してみましょう。その後に、支えてくれる人と話をしていくことになります。どのタイプの障害であろうとも、お金の管理については周りに相談するということが必須です。

自分で抱え込んでしまうのではなく、周りに相談していくという意識を持つことがまず重要なポイントと言えるのです。また周り人だけでなく、返済方法については弁護士などの専門家にも相談してみると良いでしょう。

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